ワイアット・アープ (1994年の映画)
ワイアット・アープ | |
---|---|
Wyatt Earp | |
監督 | ローレンス・カスダン |
脚本 |
ローレンス・カスダン ダン・ゴードン |
製作 |
ケビン・コスナー ジム・ウィルソン ローレンス・カスダン |
製作総指揮 |
ダン・ゴードン マイケル・グリロ チャールズ・オークン ジョン・スラン |
出演者 |
ケビン・コスナー デニス・クエイド ジーン・ハックマン |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
撮影 | オーウェン・ロイズマン |
編集 | キャロル・リトルトン |
製作会社 |
ワーナー・ブラザース ティグ・プロダクションズ カスダン・ピクチャーズ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1994年6月24日 1994年7月2日 |
上映時間 |
191分(劇場公開版) 211分(ディレクターズカット版[1]) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $63,000,000[2] |
興行収入 | $25,052,000[2] |
『ワイアット・アープ』(原題: Wyatt Earp)は、ローレンス・カスダン監督、製作、脚本による1994年のアメリカ映画。西部開拓時代の保安官であるワイアット・アープを主人公とした伝記、西部劇映画で、製作も兼任したケビン・コスナーがアープを演じる。
あらすじ
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
法律家であり、大農業家であるニコラス・アープ一家は、大西部を西へと移動していた。ウイチタで法執行官となって、ウリラと結婚したワイアットは、早くに妻を病気で失い、悲しみを抱いて街を出た。一時は馬泥棒にまで身を落とした彼は、脱獄・逃亡の後、バッファローハンターとして生計を立てていた時に知り合った仲間と、保安官に雇われ、史上最悪の街と異名をとるダッジシティで、暴力的な保安官として名を馳せた。しかし、人生の成功に拘ったワイアットは、法の執行官の職を捨て、銀鉱山に沸くブームタウン、トゥームストンに兄弟たちと共に移住する。そこには、かつて知り合った仲間たち、ドク・ホリディやマスターソン兄弟らが集結。兄弟たち共同で鉱山を取得し、順調に成功への道を歩んでいるように見えた。3兄弟はそれぞれ妻を連れていたが、ワイアットは、対立する郡保安官のフィアンセと三角関係になり、自身の保安官としての職務とも相まって、次第に土着のならず者たちとアープ兄弟との、亀裂が深まってくる。1881年10月26日、遂に両派はOKコラル付近で、睨み合いになる。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
---|---|---|---|
ソフト版 | テレビ東京版 | ||
ワイアット・アープ | ケビン・コスナー | 津嘉山正種 | |
ドク・ホリデイ | デニス・クエイド | 大塚明夫 | 堀勝之祐 |
ニコラス・アープ | ジーン・ハックマン | 大宮悌二 | 石田太郎 |
ケイト | イザベラ・ロッセリーニ | 弘中くみ子 | |
ヴァージル・アープ | マイケル・マドセン | 佐々木勝彦 | 菅生隆之 |
ジェームズ・アープ | デヴィッド・アンドリュース | 仲野裕 | 中村秀利 |
モーガン・アープ | リンデン・アシュビー | 宮本充 | 檀臣幸 |
バット・マスターソン | トム・サイズモア | 福田信昭 | 星野充昭 |
エド・マスターソン | ビル・プルマン | 田原アルノ | 山路和弘 |
ジョニー・ビーハン | マーク・ハーモン | 秋元羊介 | |
アイク・クラントン | ジェフ・フェイヒー | 宝亀克寿 | |
トム・マクローリー | アダム・ボールドウィン | ||
ウリラ・サザーランド | アナベス・ギッシュ | ||
マッティ・ブレイロック | メア・ウィニンガム | 小宮和枝 | |
ジョジー・マーカス | ジョアンナ・ゴーイング | 日野由利加 | 深見梨加 |
アリー・アープ | キャサリン・オハラ | ||
ベッシー・アープ | ジョベス・ウィリアムズ | ||
ルー・アープ | アリソン・エリオット | 田中敦子 | |
ヴァージニア・アープ | ベティ・バックリー | ||
ウォーレン・アープ | ジェームズ・カヴィーゼル | ||
ジョン・クラム | ランドル・メル | 宮田光 | |
フランク・マクローリー | レックス・リン | 峰恵研 | |
カーリー・ビル・ブロシャス | ルイス・スミス | ||
シャーム・マクマスターズ | トッド・アレン | ||
ボートの若い男 | マッケンジー・アスティン | ||
サザーランド夫人 | カレン・グラッスル | ||
フランク・スティルウェル | ジョン・デニス・ジョンストン | ||
サリー | ティア・レオーニ | ||
エド・ロス | マーティン・コーヴ | 稲葉実 | |
ボブ・ハッチ | ジャック・ケーラー | ||
ワイアット(少年期) | イアン・ボーエン | ||
サザーランド氏 | ジェームズ・ギャモン | 筈見純 | |
ビリー・クレイボーン | クリス・カム | ||
ダッチ・ワイリー | モンティ・スチュアート | ||
アーウィン・サザーランド | ヒュー・ロス | ||
ジョン・シャンシー | マイケル・マグレイディ | 島香裕 | |
サドル・トランプ | ブレット・カレン |
- テレビ東京版 - 初放送1997年4月10日 『木曜洋画劇場』
評価
[編集]レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは83件のレビューで支持率は31%、平均点は5.40/10となった[3]。Metacriticでは20件のレビューを基に加重平均値が47/100となった[4]。
1994年6月24日に1859劇場で公開され、公開初週末3日間で754万3504ドルを稼いで初登場4位となった[5]。製作費6300万ドルに対し、北米累計興行収入は約2500万ドルであった[2]。
受賞・ノミネート
[編集]賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
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アカデミー賞 | 撮影賞 | オーウェン・ロイズマン | ノミネート |
アメリカ撮影監督協会賞 | 劇場映画撮影賞 | オーウェン・ロイズマン | ノミネート |
ゴールデンラズベリー賞[6] | 最低作品賞 | ノミネート | |
最低主演男優賞 | ケビン・コスナー | 受賞 | |
最低監督賞 | ローレンス・カスダン | ノミネート | |
最低スクリーンカップル賞 | ケビン・コスナーと3人の妻たち | ノミネート | |
最低リメイク・続編賞 | 受賞 |
出典
[編集]- ^ “ワイアット・アープ/ディレクターズカット”. allcinema. 2011年1月30日閲覧。
- ^ a b c “Wyatt Earp (1994)”. Box Office Mojo. 2011年1月30日閲覧。
- ^ "Wyatt Earp". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年10月17日閲覧。
- ^ "Wyatt Earp" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年10月17日閲覧。
- ^ “Weekend Box Office Results for June 24-26, 1994”. Box Office Mojo. 2011年1月30日閲覧。
- ^ “1994 RAZZIE® Nominees & "Winners"”. ゴールデンラズベリー賞. 2011年1月30日閲覧。